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2020.04.09 07:03

〔米株式〕NYダウ急反発、779ドル高=感染ペース鈍化への期待で(8日)

 【ニューヨーク時事】8日のニューヨーク株式相場は、新型コロナウイルスの感染拡大ペース鈍化への期待などから、急反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比779.71ドル高の2万3433.57ドルで終了。上げ幅は一時859ドルに達した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は203.64ポイント高の8090.90で引けた。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2億8102万株減の12億7921万株。

 感染ペース鈍化への期待から、寄り付きから買いが先行。米国で感染者が最多のニューヨーク州では、8日発表された新たな死者数が779人と、1日の増加数としては2日連続で過去最多となった。一方クオモ州知事は、現在のペースで新規入院者が減り続ければ、「(医療)体制は今後2週間で安定するだろう」との見方を示した。

 また、急進左派のサンダース上院議員が、米大統領選の民主党候補指名争いからの撤退を表明。同氏の撤退で、11月の大統領選では、中道派のバイデン前副大統領とトランプ大統領が対決する構図が固まった。大企業に批判的な姿勢を示すサンダース氏が当選する可能性が消え、株価は上げ幅を拡大した。

 取引後半、米連邦準備制度理事会(FRB)が、緊急利下げを決定した3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)2回分の議事要旨を公表。米経済が新型コロナの影響を払拭(ふっしょく)するまで、政策金利をゼロ付近にとどめるとの見通しが示された。原油相場の急伸も支えとなり、株価は終盤にかけてさらに上昇した。ダウの終値は3月11日以来の高値となり、約1カ月前の水準まで回復した。

 個別銘柄(暫定値)では、サンダース氏が民間医療保険の廃止を提唱していたことから、保険株が大幅高。ユナイテッドヘルス・グループが8.0%高、アンセムが10.3%高。エネルギー株も高く、ハリバートンが8.8%高、エクソンモービルが6.3%高。ロイヤル・カリビアン・クルーズは12.0%高、アメリカン航空グループが10.9%高。一方、ネットフリックスが0.3%安、ウォルト・ディズニーが0.2%安、ウォルマートが0.1%安。

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