〔米株式〕NYダウ続落、633ドル安=利益確定売り続く(27日)
【ニューヨーク時事】27日のニューヨーク株式相場は、利益確定売りが続く中、5営業日続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比633.87ドル安の3万0303.17ドル(暫定値)で終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は355.46ポイント安の1万3270.60で引けた。
過去7日間の記事
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- 2021.01.28 00:30
- 〔米株式〕NYダウ続落、一時500ドル超の下げ=ナスダックも大幅安(27日午前)
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【ニューヨーク時事】27日午前のニューヨーク株式相場は、新型コロナウイルスの感染再拡大による景気回復の遅れを懸念し、大幅続落している。優良株で構成するダウ工業株30種平均の前日終値比での下げ幅は一時584ドルに達した。午前10時10分現在は、ダウ平均が410.73ドル安の3万0526.31ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は139.08ポイント安の1万3486.98。
米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、新型コロナの世界の感染者数が累計で1億人を突破した。より感染力が強い変異種の発見も相次ぎ、感染拡大ペースはこの数カ月で急加速。短期的にはワクチン普及が追いつかず、今年の世界経済成長は下振れする可能性が高いとの警戒感が浮上している。
27日朝にかけて一部主要企業が発表した低調な決算も投資家心理を圧迫。航空機大手ボーイングの2020年通期決算は、航空機需要の低迷が響き、米メディアによると過去最大の赤字を計上した。10〜12月期決算が減収減益となったスターバックスにもまとまった売りが出ている。
一方、午後には、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策決定を控えているほか、引け後にはアップルやフェイスブックなどの大手ハイテク決算が予定されており、売りが一巡した段階では様子見ムードも広がっている。
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- 2021.01.27 23:40
- 〔米株式〕NYダウ大幅続落、一時500ドル超安(27日朝)
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【ニューヨーク時事】27日のニューヨーク株式相場は、大幅な赤字決算を発表した航空機大手ボーイングなどに売りが先行し、大幅続落して始まった。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前9時47分現在、前日終値比514.45ドル安の3万0422.59ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は270.23ポイント安の1万3355.83。
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- 2021.01.27 15:11
- 〔東京株式〕小反発=好業績銘柄に買い(27日)
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【第1部】日経平均株価は前日比89円03銭高の2万8635円21銭、東証株価指数(TOPIX)は12.07ポイント高の1860.07と、ともに小反発。好決算銘柄などが個別に値を上げて株価指数を下支えしたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に、投資家の動きは全体に鈍かった。
59%の銘柄が値上がりし、値下がりは37%。出来高は11億5958万株、売買代金は2兆6188億円。
業種別株価指数(33業種)は不動産業、電気機器、食料品、その他製品などが上昇。海運業、鉄鋼などは下落した。
個別ではキーエンス、ファナックが買われ、キヤノン、日東電工は大幅高。シャープは昨年来高値。トヨタが切り返し、任天堂は小反発。三井不が続伸し、JR東日本が締まり、東電力HD、JTは小幅高。マネックスGも上昇。半面、エムスリーが値を下げ、ソフトバンクG、ファーストリテは軟調。郵船、日本製鉄は売られた。東エレクが反落し、レーザーテック、ソニーは続落。
【第2部】小幅続落。FDKが下押し、オーケーエムは軟調。半面、ファーマフーズが急伸し、ツインバードはしっかり。出来高1億8719万株。
▽日替わりで上下
「前日の下落で過熱感が少し和らいだ」(銀行系証券)とされ、日経平均の上げ幅は27日の朝方に200円を超えた。ただ、買いの勢いは続かず、前場中盤以降は小幅高でのもみ合いに終始した。
米国の経済対策による景気浮揚を期待した世界的な株高局面は一段落したもよう。日経平均は今月半ば以降、日替わりで上昇と下落を繰り返しており、「短期筋中心の相場」(同)になっていることがうかがわれる。
昨年10〜12月期の決算発表が本格化しており、「年金資金など中長期運用の機関投資家は、業績を確認する前にあえて売り買いしない」(大手証券)という。個人の短期運用の投資家は限られた資金の出し入れを繰り返すだけで、大規模な資金の出入りがないため、日経平均は2万8000円台でのもちあい状態になっている。
225先物3月きりも上値が重かった。夜間取引の水準を引き継ぎ、2万8700円台で始まったが、FOMCの結果発表前で様子見姿勢が出やすい中、上値追いの手掛かりもなく、伸び悩んだ。225オプションはプットが売られ、コールも弱含みとなり、先高感も先安感も乏しいことがうかがわれた。
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- 2021.01.27 12:36
- 〔東京株式〕小動き=様子見姿勢強まる(27日後場寄り付き)
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【第1部】日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに小動き。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に、様子見姿勢が強まっている。
キーエンス、キヤノン、ファナックが高く、日本電産はしっかり。日東電工は昨年来高値となっている。任天堂が締まり、マネックスGは反発。花王、第一三共、三菱商は堅調。半面、エムスリーが大きく値を下げ、ソフトバンクG、ファーストリテは軟調。Jパワーは続落。東エレクがさえず、ソニー、ルネサス、アドバンテスが安く、レーザーテック、ディスコは売られている。
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- 2021.01.27 11:51
- 〔東京株式〕小幅上昇=過熱感和らぐ(27日前場)
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【第1部】日経平均株価は前日比49円88銭高の2万8596円06銭、東証株価指数(TOPIX)は5.54ポイント高の1853.54と、ともに小幅上昇。前日に下落したことで相場の過熱感が和らぎ、買い戻しや押し目買いが入った。ただ新たな買い材料は乏しく、上げ幅は広がらなかった。
53%の銘柄が上昇、41%が下落。出来高は5億9128万株、売買代金は1兆2960億円。
業種別株価指数(33業種)は不動産業、パルプ・紙、電気機器などが上昇した。下落は海運業、鉄鋼、電気・ガス業など。
個別ではキーエンス、ファナックが買われ、日本電産は堅調。パナソニックが値を上げ、キヤノン、日東電工は急伸した。三井不が続伸し、JR東日本、NTTはしっかり。花王、王子HDは反発。半面、エムスリーが大幅に続落し、ソフトバンクG、ファーストリテは軟調。東電力HDは売られた。日本製鉄が下押し、郵船は値を下げた。トヨタが甘く、東エレク、ソニーも下落。
【第2部】小幅安。FDKが下押し、オーケーエム、那須鉄は軟調。半面、ファーマフーズ、ツインバードが上伸した。出来高9768万株。
▽上値重く
27日の日経平均は大阪取引所の夜間取引で上昇した先物にさや寄せし、反発して始まった。ただ、前日の米国の株価指数は横ばい圏で終わるなど米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に海外投資家の動きは鈍く、日経平均先物の夜間取引における上昇も「米株が下げなかったから買い戻されたといった程度」(中堅証券)。朝方の売買が一巡すると買いの勢いは鈍り、前場終盤は手じまい売りなどが出て、日経平均は急速に上げ幅を縮めた。
昨年10〜12月期の決算発表が本格化しており、業績内容に応じた個別の動きは見られるが、他の銘柄には波及せず、東京市場全体は動意薄の状況だ。朝高後にマイナスに転じる銘柄も散見され、「個人中心の相場」(銀行系証券)といい、明確な方向感が出ないまま前場は終わった。
225先物は小反発。夜間取引の地合いを引き継いで高く始まったが、買いの勢いは短時間で鈍り、午前10時30分以降は売り物に押され気味になっている。225オプションは相場の方向感の乏しさを映し、プット、コールともに軟調。
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- 2021.01.27 09:28
- 〔東京株式〕反発=堅調な株価指数先物にさや寄せ(27日前場寄り付き)
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【第1部】27日午前の東京株式市場は、堅調な株価指数先物にさや寄せする買いが先行し、日経平均株価は前日比119円16銭高の2万8665円34銭と、反発して始まった。
個別では、トヨタ、ファナック、ソフトバンクGが高く、ファナック、TDK、ダイキンが堅調。半面、ソニー、東エレク、アドバンテスが軟調。
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- 2021.01.27 06:54
- 〔米株式〕NYダウ、4日続落=利益確定売りに押される(26日)
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【ニューヨーク時事】26日のニューヨーク株式相場は、終盤にかけて利益確定売りに押され、4営業日続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比22.96ドル安の3万0937.04ドルで終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は9.93ポイント安の1万3626.06で終わった。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億6214万株減の10億8915万株。
米企業の2020年10〜12月期決算発表が本格化しており、好決算を発表した企業で買いが先行し、ダウ平均は、上昇して取引が始まった。米メディアによると、26日朝までに決算発表をした84社のうち、約87%が市場予想を上回る業績だった。
ただ、新型コロナウイルス感染拡大の企業業績への影響は依然大きく、終日小幅な値動き。買いが一巡すると、午後にかけては利益確定売りに押され、終盤にはマイナスに転じた。
1株当たりの利益が予想を上回った医薬品大手のジョンソン・エンド・ジョンソンは2.7%高、マスクなどが好調だった工業・事務製品大手スリーエムが3.3%高、財務が改善した複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)も2.5%高だった。一方、減収減益決算だったクレジットカード大手アメリカン・エキスプレスは4.1%安、通信大手のベライゾン・コミュニケーションズも3.2%安と大きく下げた。
決算発表を控えるIT関連企業も好業績期待から買いが先行した。マイクロソフトは1.2%高、ツイッターは3.9%高だった。
一方、米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、新型コロナの世界の累計感染者数が1億人を突破。世界的な感染再拡大で、昨秋以降に急増した。変異種の拡大やワクチン普及の遅れなどへの懸念も強く、相場の重しとなった。
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- 2021.01.27 00:25
- 〔米株式〕NYダウ、反発(26日午前)
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【ニューヨーク時事】26日午前のニューヨーク株式相場は、米主要企業の決算発表がピークを迎える中、好業績銘柄などに買いが先行し、反発している。午前10時現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比75.57ドル高の3万1035.57ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数が24.89ポイント高の1万3660.88。
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が朝方に発表した10〜12月期決算では、売上高、1株当たり利益が市場予想を上回ったほか、21年12月期通期予想も堅調な内容だった。スリーエム(3M)も良好な決算を受けて上伸している。原油先物相場の上昇を背景にエクソンモービルやシェブロンなどエネルギー主要関連銘柄に買いが入り、全体の株価を支えている。
ただ、翌27日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見を控え、内容を見極めたいとの思惑から、積極的な商いは手控えられている。
その他の個別銘柄では、10〜12月期決算を発表したゼネラル・エレクトリック(GE)が買われている。同期の売上高が市場予想を上回ったほか、工業部門フリーキャッシュフローの改善が注目された。一方、アメリカン・エキスプレスは下落。10〜12月期の1株当たり利益は市場予想を上回ったものの、減収減益となった。
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- 2021.01.26 23:52
- 〔米株式〕NYダウ、反発=ナスダックは続伸(26日朝)
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【ニューヨーク時事】26日のニューヨーク株式相場は、米主要企業の決算発表がピークを迎える中、反発して始まった。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前9時35分現在、前日終値比120.44ドル高の3万1080.44ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は30.86ポイント高の1万3666.85。
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- 2021.01.26 15:15
- 〔東京株式〕反落=高値警戒感で売り膨らむ(26日)
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【第1部】米大型経済対策の規模縮小懸念を背景に、高値警戒感のある景気敏感株を中心に利益確定売りが膨らんだ。日経平均株価は前営業日比276円11銭安の2万8546円18銭、東証株価指数(TOPIX)は14.00ポイント安の1848.00と、いずれも反落。
58%の銘柄が値下がりし、値上がりは38%だった。出来高は10億7061万株、売買代金は2兆3130億円。
業種別株価指数(全33業種)では海運業、ゴム製品、非鉄金属の下落が目立った。上昇は電気・ガス業、水産・農林業、食料品など。
個別銘柄ではファーストリテ、エムスリーが売られ、NTTもさえない。郵船、川崎船が下押した。トヨタ、ブリヂストン、富士通、ダイキンが軟調。三井金、住友鉱が値を下げた。任天堂、ソニーは弱含み。半面、キヤノンが値を上げた。東エレク、日本電産は堅調。武田、日水、JTもしっかり。東電力HDが上伸。KDDIも買われた。ソフトバンクGは小幅高。
【第2部】軟調。オーケーエムが売られ、東芝も下落した。半面、ツインバードは大幅高。出来高2億1254万株。
▽スピード調整
26日の東京株式市場は利益確定売りが優勢となり、上値の重い展開となった。米バイデン政権による大型経済対策の規模に対する野党の反対や、米製薬大手メルクの新型コロナウイルスワクチンの開発中止により、景気回復シナリオに不透明感が強まった。このため、積極的な買いは手控えられた。
日経平均株価は前日比125円安でスタート。値がさ株の下落に歩調を合わせてじり安となり、下げ幅は一時300円近くに広がった。韓国株や香港株などアジアの株式市場が軒並み軟調だったことも地合いを悪くした。
ただ、景気の先行きへの懸念から景気敏感株が売られた一方で、電子部品株などにぎわう銘柄も目立ち、実際は売り買い交錯だった。「日経平均の下落率は1%程度で、スピード調整の範囲内」(大手証券)との声もあった。
225先物3月きりは軟調。寄り付きの2万8750円が天井となり、じり安となった。午後には一時2万8500円まで下落した。225オプション2月きりはプットが堅調で、コールはさえない。
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- 2021.01.26 12:45
- 〔東京株式〕じり安=値がさ株、上値重い(26日後場寄り付き)
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【第1部】利益確定売りが続き、値がさ株の上値が重くなっている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はいずれもじり安。
エムスリー、ファーストリテが売られている。郵船、川崎船は後場に入り一段安。レノバが値を下げている。富士通が安く、トヨタ、信越化も軟調。任天堂はさえない。半面、東電力HDが高値圏でもみ合い、KDDIもしっかり。ソフトバンクGは上げ幅を縮めている。キヤノンが堅調。日本電産、東エレク、レーザーテックは伸び悩み。
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- 2021.01.26 11:46
- 〔東京株式〕下落=景気敏感株に売り(26日前場)
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【第1部】欧州の経済指標悪化や、米大型経済対策の規模縮小懸念を背景に、海運や素材などの景気敏感株に利益確定売りが膨らんだ。日経平均株価は前日比181円16銭安の2万8641円13銭、東証株価指数(TOPIX)は9.04ポイント安の1852.96と、いずれも下落した。
63%の銘柄が値下がりし、値上がりは32%だった。出来高は5億1895万株、売買代金は1兆0948億円。
業種別株価指数(全33業種)では海運業、ゴム製品、非鉄金属の下落が目立った。上昇は電気・ガス業、医薬品、水産・農林業など。
個別銘柄ではファーストリテ、エムスリー、レノバが値を下げた。NTTがさえず、三菱UFJ、三井住友は小幅安。郵船、川崎船が売られた。トヨタ、ブリヂストン、住友鉱、富士通が軟調。任天堂、ソニーは弱含み。半面、日本電産、キヤノン、東エレク、レーザーテック、ルネサスが堅調。武田が買いを集め、日水はしっかり。東電力HDが上伸。ソフトバンクGは強含み。
【第2部】小幅安。東芝が売られ、FDKも値下がり。半面、ツインバードは急伸した。出来高1億2132万株。
▽リスク回避姿勢強まる
26日前場の東京株式市場は利益確定売りに押され、軟調だった。欧州ではドイツ企業の景況感に関する指標が前月から低下し、新型コロナウイルスの変異種拡大による行動制限への懸念が強まった。米国では経済対策の規模縮小を求める声が連邦議会にあることが懸念されており、米製薬大手メルクはコロナワクチンの開発中止を決定した。「景気回復期待がやや後退」(銀行系証券)した形となり、東京市場でもリスク回避の姿勢がじわじわと強まった。
値がさのファーストリテが下落し、相場の上値を重くした。ゴム製品や鉄鋼などの景気敏感株も売られ、日経平均株価は「5日移動平均線(25日時点で2万8673円)を意識した動き」(大手証券)となった。一方、米ハイテク株が買われたことから、半導体関連株の一角や電子部品株が堅調だった。
225先物3月きりはじり安。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の円建て清算値を下回る2万8750円で寄り付き、下値を切り下げる動きとなった。225オプション2月きりはプットが値を上げ、コールは軟調。
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- 2021.01.26 09:09
- 〔東京株式〕反落=米ダウ先物安など嫌気(26日前場寄り付き)
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【第1部】26日午前の東京株式市場は、時間外取引での米ダウ先物安などを嫌気した売りが先行し、日経平均株価は前日比125円99銭安の2万8696円30銭と、反落して始まった。
個別では、トヨタ、富士通、ダイキンが安く、ソニー、ソフトバンクG、ファーストリテもさえない。半面、東エレク、ファナック、アルプスアルが堅調。
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- 2021.01.26 06:44
- 〔米株式〕NYダウ続落、利益確定売り=ナスダックは最高値(25日)
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【ニューヨーク時事】週明け25日のニューヨーク株式相場は、高値警戒感が広がる中で利益確定の売りが優勢となり、続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比36.98ドル安の3万0960.00ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は92.93ポイント高の1万3635.99と、史上最高値を更新して引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比1億6358万株増の12億5129万株。
この日は米主要経済指標の発表もなく、材料難の中でダウは終日軟調に推移。先週の史上最高値更新を受け、利食い売りが優勢だったほか、バイデン米大統領が掲げる大型経済対策をめぐる協議の先行きに悲観的な見方も出て、売りが誘われた。
また、26、27の両日に開かれる連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策会合の結果を見極めたいとのムードも広がった。業種別ではエネルギー、金融、資本財、素材が軟調。公益事業、生活必需品、不動産、ITなどは堅調だった。
今週はマイクロソフト、アップル、フェイスブックが2020年10〜12月期決算の発表を予定しており、業績期待からハイテク銘柄は総じて買われた。ナスダック総合指数は4営業日連続で終値と取引時間中の史上最高値を塗り替えた。
市場では「景気対策は1.9兆ドル満額(の実現)は無理だと思われている。民主党は党内が一枚岩ではなく、協議が長引く可能性がある。アップルなどハイテク株は業績期待を背景にかなり上げており、決算の内容確認後に売られるかもしれない」(日系証券)との指摘が聞かれた。
個別銘柄では、アメリカン・エキスプレスが4.0%安と、ダウ構成銘柄では下落率が首位。キャタピラーが2.4%安、石油大手シェブロンは0.9%安。金融株のゴールドマン・サックスが2.2%安、JPモルガン・チェースは1.3%安。一方、アップルは2.8%高と、ダウ銘柄で上昇率は首位だった。新型コロナウイルスワクチンの開発を中止したメルクはほぼ終日軟調だったが、0.2%高で引けた。
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- 2021.01.26 06:15
- 〔米株式〕NYダウ、続落=利益確定売り、ナスダックは最高値(25日)
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【ニューヨーク時事】週明け25日のニューヨーク株式相場は、高値警戒感が広がる中で利益確定の売りが優勢となり、続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比36.98ドル安の3万0960.00ドル(暫定値)で終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は92.93ポイント高の1万3635.99と、史上最高値を更新して引けた。
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- 2021.01.26 00:28
- 〔米株式〕NYダウ、続落=ナスダックは史上最高値更新(25日午前)
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【ニューヨーク時事】週明け25日午前のニューヨーク株式相場は、高値警戒感からの売りと好業績期待の選別的な買いが交錯する中、続落している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前10時現在、前週末終値比172.22ドル安の3万0824.76ドル。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は寄り付き直後に取引時間中の史上最高値を更新。同時刻現在は169.72ポイント高の1万3712.78で推移している。
ダウは、先週末からの高値警戒感を背景とした利益確定売りの流れが継続。バイデン米大統領が掲げる大型経済対策をめぐる協議の行方や26、27の両日に開かれる連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策会合の結果を見極めたいとの思惑も広がっている。
一方、今週はマイクロソフト、アップル、フェイスブックが2020年10〜12月期決算発表を予定しており、業績期待からハイテク銘柄には買いが台頭。米動画配信サービス大手ネットフリックスが先週発表した決算では、新型コロナウイルスの流行に伴う「巣ごもり」効果で有料会員数が短期間で2億人を突破しており、テレワーク関連銘柄の業績に楽観的な見方が出ている。
個別銘柄では、アメリカン・エキスプレス(アメックス)、シェブロン、ボーイングなどがいずれも2%超安となり、ダウ平均の下げを先導している。メルクは0.7%下落。新型コロナウイルスワクチンの開発を打ち切るとの発表が嫌気された。半面、27日に決算発表を控えたアップルは3.9%高となり、ダウを下支え。アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)は投資判断引き上げを好感して2.6%上昇している。
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- 2021.01.25 23:48
- 〔米株式〕NYダウ、続落=ナスダックは史上最高値更新(25日朝)
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【ニューヨーク時事】週明け25日のニューヨーク株式相場は、高値警戒感を背景とした売りと好業績期待からの選別的な買いが交錯する中、続落して始まった。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前9時35分現在、前週末終値比87.53ドル安の3万0909.45ドル。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は寄り付き直後に取引時間中の史上最高値を更新。同時刻現在は177.08ポイント高の1万3720.14で推移している。
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- 2021.01.25 15:25
- 〔東京株式〕反発=米株先物高を好感(25日)
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【第1部】米国株先物の値上がりを好感し、日経平均株価は前営業日比190円84銭高の2万8822円29銭と反発した。東証株価指数(TOPIX)は5.36ポイント高の1862.00と小反発。
66%の銘柄が値上がりし、値下がりは30%。出来高は10億1645万株、売買代金は2兆1050億円。
業種別株価指数(全33業種)は小売業、医薬品、不動産業などが上昇し、銀行業、情報・通信業、輸送用機器は下落した。
個別では、ファーストリテが大幅に上昇した。武田、エーザイが上伸し、第一三共は小幅高。東エレク、ルネサスがにぎわい、信越化、村田製も買い進まれた。NTT、KDDIはしっかり。半面、ソフトバンクGは大量の売りで続落した。任天堂が下げ、ソニーも軟調だった。キーエンス、ファナックが売られ、ホンダ、デンソーも緩んだ。三菱UFJ、東京海上は下落した。
【第2部】急反発。東芝が上伸し、オーケーエムも高い。半面、田岡化、千代化建が軟調。出来高1億8816万株。
▽バブル後の最高値
25日の東京株式市場は米国株先物が時間外取引で堅調に推移したことを受けて、買いが優勢だった。日経平均株価は21日に付けたバブル崩壊後の最高値を上回って取引を終えた。
米株先物に連動しやすい半導体など電子部品株のうち、前週末に値下がりした銘柄を中心に海外投資家の買いが入ったもようだ。東京都が24日発表した新型コロナウイルスの新規感染者が1000人を下回ったことを手掛かりに、新型コロナ禍による業績悪化懸念で売られてきた不動産や小売業など内需株を買い戻す動きも見られた。一方、「国内の法人投資家は買値を上回った銘柄を売って利益を確保した」(銀行系証券)との指摘があった。
225先物は午前中に2万8760円が天井となったが、午後は2万8800円まで買い進まれた。オプション2月きりのうちコールは上伸。プットは総じて軟調だった。
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- 2021.01.25 12:52
- 〔東京株式〕堅調持続=日経平均の高構成比銘柄に買い(25日後場寄り付き)
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【第1部】後場は日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに堅調を持続している。日経平均の構成比が高い銘柄を中心に買い進まれている。
ファーストリテ、エムスリーが上げ幅を拡大している。東エレクは小高く、日本電産、村田製はしっかり。住友化が高値圏でもみ合い、三菱ケミHDも値を保っている。武田がにぎわい、エーザイは大幅高。半面、ソフトバンクGが安く、任天堂はさえない。三菱UFJ、三井住友が売られ、東京海上は軟調。
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- 2021.01.25 11:48
- 〔東京株式〕堅調=押し目買い優勢(25日前場)
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【第1部】午前の日経平均株価は前営業日比135円98銭高の2万8767円43銭、東証株価指数(TOPIX)は3.82ポイント高の1860.46と堅調だった。米国株先物の値上がりを受けて、押し目買いや買い戻しが優勢だった。
63%の銘柄が値上がりし、値下がりは32%。出来高は5億3861万株、売買代金は1兆0342億円。
業種別株価指数(全33業種)は医薬品、化学、電気・ガス業などが上昇し、情報・通信業、その他製品、銀行業は下落した。
個別では武田の買いが厚く、エーザイは大幅高。ルネサスがにぎわい、東エレク、日本電産は強含み、信越化は上伸した。住友化が上げ、三菱ケミHDも買い進まれた。東電力HDが締まり、Jパワーも値上がりした。NTT、KDDIはしっかり。半面、ソフトバンクGは売りに押された。任天堂が安く、ソニーは下押した。トヨタ、ブリヂストンが小甘く、ホンダは軟調だった。
【第2部】大幅高。東芝が値を飛ばし、オーケーエムも買われた。半面、那須鉄、千代化建はさえない。出来高1億1578万株。
▽一時146円高
週明け25日午前の東京株式市場では、朝方は売り買いが交錯して東証1部市場全体の方向感が定まらなかったが、寄り付きの売買が一巡した後は押し目買いや買い戻しが増加した。日経平均は前場中盤に前週末比146円23銭高の2万8777円68銭まで上昇し、その後も前引けまで値を保った。
前週末の米ナスダック総合指数の上昇に加え、25日に米株先物が堅調に推移したことがプラス材料となった。市場では「前週に続いて、海外投資家が電子部品株を中心に買っている」(銀行系証券)との見方があった。「前週末に手じまいした個人投資家が再び買いを入れている」(インターネット証券)との指摘も聞かれた。
225先物は2万8550〜2万8760円で推移し、高値と安値は前週末の大阪夜間取引の水準を上回った。オプション2月きりのうちコールはしっかり。プットは軟調だった。
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- 2021.01.25 09:23
- 〔東京株式〕小反発=指数先物の堅調映す(25日前場寄り付き)
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【第1部】25日午前の東京株式市場は、株価指数先物の堅調を映した買いが先行し、日経平均株価は前営業日比67円44銭高の2万8698円89銭と、小幅ながら反発して始まった。
個別では、東エレク、信越化、TDKが堅調、ファーストリテ、SUMCO、エムスリーはしっかり。半面、ソニー、ソフトバンクG、ダイキンがさえない。
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- 2021.01.23 06:49
- 〔米株式〕NYダウ続落、179ドル安=ナスダックは最高値(22日)
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【ニューヨーク時事】週末22日のニューヨーク株式相場は、高値警戒感から利益確定売りが先行し、続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比179.03ドル安の3万0996.98ドルで終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は12.14ポイント高の1万3543.06で終わり、史上最高値を更新した。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億6210万株増の10億8771万株。
ダウ平均は、バイデン政権が打ち出した大型経済対策などへの期待から上昇傾向にあったが、この日は、高値警戒感から利益確定の売りが先行。前日発表した10〜12月期決算が大幅減益だったIBMやインテルが売られ、相場を押し下げた。IBMは9.9%安、インテルは9.3%安だった。
バイデン氏が打ち出した1兆9000億ドル規模の大型経済対策をめぐり、野党共和党だけでなく、与党民主党からも反対の声が出ていると伝わった。上院では、民主党が主導権を握ったものの、与野党の勢力は拮抗(きっこう)している。大型経済対策の先行きに不透明感が出てきたことも、重しとなった。
金融株やエネルギー株など景気変動の影響が大きい業種が下落した。シティグループは0.9%安、モルガン・スタンレーは0.8%安、JPモルガン・チェースが0.8%安、エクソンモービルが1.4%安。
一方、ハイテク株が買われ、相場を下支えした。来週以降の決算発表を控え、好業績への期待から買われた。アップルが1.6%高、マイクロソフトは0.4%高、フェイスブックは0.6%安、ツイッターが2.0%高だった。
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- 2021.01.23 06:14
- 〔米株式〕NYダウ、続落=高値警戒感、利益確定売り(22日)
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【ニューヨーク時事】週末22日のニューヨーク株式相場は、高値警戒感から利益確定売りが先行し、続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比179.03ドル安の3万0996.98ドル(暫定値)で終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は12.14ポイント高の1万3543.06で終わり、史上最高値を更新した。
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- 2021.01.23 00:37
- 〔米株式〕NYダウ、続落=ナスダックは小幅安(22日午前)
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【ニューヨーク時事】週末22日午前のニューヨーク株式相場は、減収減益決算を発表したIBMなどが売られ、続落している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前10時10分現在、前日終値比161.19ドル安の3万1014.82ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は0.88ポイント安の1万3530.04。
IBMが21日の引け後に発表した2020年10〜12月期決算によると、売上高は前年同期比6%減、純利益は63%減となった。新型コロナウイルスの流行が業績を圧迫した。同じく前日に報告されたインテルの10〜12月期決算は、1%の減収、純利益は15%減少。在宅勤務の広がりでパソコン向けが9%増収となったものの、競争が激化するデータセンター向けが16%減となった。
IHSマークイットが発表した1月の製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値は59.1と、サービス業PMIは57.5と、いずれも市場予想(56.5、53.6=ロイター通信調べ)を上回ったが、市場への影響は限定的だった。
個別銘柄では、IBMが10.3%急落。これに続き、インテルが7.2%安で推移している。一方、マイクロソフトが2.2%高と、ダウを下支え。米金融大手による買い推奨を受けて買いが膨らんでいる。セールスフォース・ドットコムも2.0%上昇している。
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- 2021.01.22 23:48
- 〔米株式〕NYダウ、続落=ナスダックは反落(22日朝)
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【ニューヨーク時事】週末22日のニューヨーク株式相場は、減収減益決算を発表した米コンピューターサービス大手IBMなどが売られ、続落して始まった。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前9時35分現在、前日終値比182.30ドル安の3万0993.71ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は53.50ポイント安の1万3477.42。
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- 2021.01.22 15:10
- 〔東京株式〕小反落=新規の買い材料なく(22日)
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【第1部】利益確定売りや持ち高調整の売りに押され、日経平均株価は前営業日比125円41銭安の2万8631円45銭、東証株価指数(TOPIX)は4.00ポイント安の1856.64と、ともに小反落した。新規の買い材料が見当たらない中で、高値警戒感が投資意欲を圧迫した。
銘柄の65%が値下がりし、値上がりは32%。出来高は12億1752万株、売買代金が2兆3734億円。
業種別株価指数(33業種)は鉱業、鉄鋼、保険業の下落が目立ち、上昇は海運業、その他製品、電気・ガス業など。
個別銘柄では国際帝石が安く、日本製鉄、JFEは軟調。東京海上が下落し、三菱UFJ、三井住友も甘く、マネックスGは下押した。ソフトバンクGがさえない。東エレク、ソニー、日本電産が売り物がちで、トヨタは弱含んだ。半面、郵船、商船三井が値を上げた。任天堂がじり高となり、富士通、パナソニックは連日の大幅高で、キーエンスは底堅い。東電力HDが急伸した。
【第2部】軟調。東芝、ファーマフーズが小安く、那須鉄は急落。オーケーエムは急伸した。出来高1億3363万株。
▽2万9000円には材料必要
22日の東京株式市場で、日経平均株価は終日マイナス圏での値動きだった。米国でバイデン新政権の追加経済対策発表や大統領就任式を終え、目先の好材料は出尽くした。市場関係者は「2万9000円台回復には新たなきっかけとなる材料が必要」(大手証券)と指摘した。
相場の過熱感を背景に、取引開始直後から利益確定売りが広がった。米インテルの堅調な決算にもかかわらず、半導体関連株の動きは鈍い。米国金利の上昇に好反応を示してきた金融株もこの日は軟調で、「いいとこ取り相場」はひとまず終了した感が強い。
海外では東京五輪の開催を危ぶむ報道が目立ち始めた。投資家の目は「期待から現実に移り始めている」(中堅証券)状況で、今後本格化する決算発表での業績改善を「上値を試すきっかけとして期待したい」(前出の大手証券)との声が上がっていた。
225先物3月きりも軟調。株価指数オプション取引はプットのアット・ザ・マネー近辺が締まったが、コールはさえない。
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- 2021.01.22 12:36
- 〔東京株式〕弱含み=手掛かり難続く(22日後場寄り付き)
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【第1部】日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに弱含んでいる。新規の買い手掛かりが見当たらず、高値警戒に伴う利益確定売りや週末の持ち高調整の売りに押された前場の地合いを引き継いでいる。
ソフトバンクGが安く、ソニー、東エレク、日本電産やトヨタも軟調。ファーストリテが甘い。三菱UFJ、三井住友が値を下げ、東京海上も売り物がちで、マネックスGは急落している。エムスリーがさえない。半面、任天堂が高く、パナソニックは堅調を持続している。東電力HDが値を上げ、資生堂は上伸している。
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- 2021.01.22 11:41
- 〔東京株式〕軟化=利益確定売り先行(22日前場)
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【第1部】日経平均株価は前日比109円87銭安の2万8646円99銭、東証株価指数(TOPIX)は3.49ポイント安の1857.15と、ともに軟化した。新規の手掛かり材料が乏しい中で、高値警戒感を受けた利益確定売りが先行した。
銘柄の62%が値下がりし、値上がりは32%。出来高は6億4061万株、売買代金は1兆2429億円だった。
業種別株価指数(33業種)は鉱業、鉄鋼、保険業などが下落し、上昇は海運業、石油・石炭製品、化学など。
個別銘柄では国際帝石が下押し、日本製鉄は軟調。東京海上が下落し、三菱UFJ、三井住友や野村は売り物がち。ソフトバンクGが利益確定売りに押され、ファーストリテは甘い。ソニー、東エレクが安く、トヨタも値を下げた。半面、郵船が大幅高で、ENEOS、出光興産はしっかり。資生堂が急伸した。任天堂が高く、パナソニックは連日の大幅高。東電力HDが値を飛ばした。
【第2部】小幅安。東芝が軟調で、那須鉄は急落した。ツインバード、Abalanceはしっかり。出来高8425万株。
▽下げ幅一時200円超
日経平均株価は取引開始直後から軟化し、下げ幅を一時前日比200円超に広げた。手掛かり材料に乏しいことで投資意欲は停滞し、さえない値動きを強いられた。
昨年12月下旬以降の急上昇に伴う「過熱感が解消されていない」(銀行系証券)状態。このため、新規の買い材料が見当たらない中では、積極的に上値を試す雰囲気にはなりにくい。
米インテルが発表した2020年10〜12月期決算は市場予想を上回る堅調な決算だった。しかし、同株は時間外取引で下落した。「通常取引終了間際に決算内容が伝わったことで急伸していための反動」(大手証券)との指摘も聞かれるが、半導体関連株の動きは鈍い。
また、海外では東京五輪の開催を危ぶむ報道が目立ち始めており、投資家心理は前向きになりにくい状況だ。取引開始直後の売り注文が一巡した後は下げ渋ったが、利益確定売りや週末に伴う持ち高調整の売りを吸収する勢いはなく、マイナス圏での値動きに終始した。
225先物3月きりも売り物がち。株価指数オプション取引はプットのアット・ザ・マネー近辺が小締まった一方で、コールは甘い。
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- 2021.01.22 09:10
- 〔東京株式〕反落=米国株安を受け(22日前場寄り付き)
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【第1部】22日午前の東京株式市場は、前日の米国株が引け際に値を消したことから売りが優勢となり、日経平均株価は前日比176円66銭安の2万8580円20銭と反落して始まった。
個別ではファーストリテ、東エレク、JR東海が安く、ソニー、太陽誘電は軟調。半面、パナソニック、大成建が堅調。
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- 2021.01.22 06:51
- 〔米株式〕NYダウ、3日ぶり反落=材料難で方向感欠く(21日)
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【ニューヨーク時事】21日のニューヨーク株式相場は、手掛かり材料難で3日ぶりに反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比12.37ドル安の3万1176.01ドルで終了。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は73.67ポイント高の1万3530.92で取引を終え、終値の史上最高値を2日連続で塗り替えた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億1434万株減の9億2561万株。
バイデン大統領が掲げる1兆9000億ドル規模の経済対策によって、新型コロナウイルスの流行で打撃を受けた米経済が下支えされるとの期待が、引き続き株価を支援。ダウは一時3万1272.22ドルを付け、取引時間中の史上最高値を更新した。ただ、高値警戒感が漂う中で、この日は手掛かり材料も不足。ダウは終日、プラス圏とマイナス圏を行き来する方向感の乏しい展開となった。
一方、米労働省発表の最新週の新規失業保険申請は90万件と、依然高止まりしているものの、3週ぶりに改善。市場予想も下回った。この他、フィラデルフィア連銀発表の製造業景況指数や、米商務省発表の12月の住宅着工件数も市場予想を上回り、株価を下支えしたもようだ。
セクター別では、景気動向に業績が大きく左右されるエネルギーや素材、金融、資本財などが下落。一方、巣ごもり需要による成長期待が大きいITや通信が上昇。消費財株も買われた。
個別銘柄(暫定値)では、シェブロンが3.5%安、エクソンモービルが2.9%安、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)が1.7%安、ボーイングが1.9%安。一方、エアビーアンドビーが11.5%高、インテルが6.5%高、アップルが3.7%高、フェイスブックが2.0%高となった。
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- 2021.01.22 00:15
- 〔米株式〕NYダウ、ナスダックとも史上最高値更新(21日午前)
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【ニューヨーク時事】21日午前のニューヨーク株式相場は、バイデン米新政権による速やかな経済対策実施への期待を背景とした買いが継続し、続伸している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は取引時間中の史上最高値を一時更新。午前10時現在は前日終値比10.30ドル高の3万1198.68ドルとなった。ハイテク株中心のナスダック総合指数も最高値を塗り替え、同時刻現在は22.01ポイント高の1万3479.26で推移している。
米民主党のバイデン氏が20日、大統領に就任した。同氏が打ち出した1兆9000億ドル規模の大型経済対策やワクチン普及支援策などが速やかに実施されるとの期待からダウとナスダックはともに寄り付きから取引時間中の史上最高値を更新した。ただ、連日の史上最高値更新で高値警戒感も広がっており、ダウはその後、もみ合いに転じている。
米労働省が朝方に発表した最新週の新規失業保険申請(季節調整済み)件数は前週比2万6000件減の90万件と、市場予想(ロイター通信調べ)の91万件を下回ったが、依然高水準にあることも相場の重しとなっている。
個別銘柄では、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスが4.9%安。同社が前日に発表した昨年10〜12月期決算は、4四半期連続の赤字となった。シェブロンやウォルグリーン・ブーツ・アライアンスも安い。一方、トラベラーズは3.6%高。
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- 2021.01.21 23:44
- 〔米株式〕NYダウ、ナスダックとも史上最高値更新(21日朝)
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【ニューヨーク時事】21日のニューヨーク株式相場は、バイデン米新政権による速やかな経済対策実施への期待を背景とした買いが継続し、続伸して始まった。優良株で構成するダウ工業株30種平均は取引時間中の史上最高値を一時更新。午前9時35分現在は前日終値比20.07ドル高の3万1208.45ドルとなった。ハイテク株中心のナスダック総合指数も最高値を塗り替え、同時刻現在は28.37ポイント高の1万3485.62で推移している。
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- 2021.01.21 15:09
- 〔東京株式〕反発=米大統領就任で安心感(21日)
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【第1部】日経平均株価は前日比233円60銭高の2万8756円86銭、東証株価指数(TOPIX)は11.06ポイント高の1860.64と、ともに反発。バイデン米大統領の就任式を無事に通過した安心感から買いが優勢となった。ただ上値を追う動きは見られず、上げ幅は限られた。
59%の銘柄が上昇、36%が下落。出来高は11億4447万株、売買代金は2兆4955億円。
業種別株価指数(33業種)はサービス業、情報・通信業、金属製品、石油・石炭製品などが上昇した。下落はその他製品、銀行業など。
個別ではソフトバンクGが反発し、ファーストリテは小幅高。エムスリー、リクルートHDが堅調で、NTTはしっかり。ENEOSは続伸した。キーエンスが締まり、日本電産、村田製、SUMCOが値を上げ、パナソニックは大幅高。半面、東エレク、アドバンテスが軟調で、レーザーテックは続落。任天堂は売られた。三菱UFJ、三井住友が小安く、レノバは値を下げた。
【第2部】3日続伸。ツインバード、ファーマフーズが高く、東芝はしっかり。半面、那須鉄が下押した。出来高1億9061万株。
▽朝高後、鈍る
20日の米主要株価指数がそろって過去最高値を付けたことが投資家心理を上向かせ、東京市場では幅広い業種が値上がりした。昨年末からの急速な株価上昇による過熱感がくすぶる中、バイデン米大統領の就任式が終わって新たな材料もなくなり、日経平均株価は朝方に大きく上げた後は、動きが鈍った。
ここまでバイデン政権による大規模な財政支出を伴う経済対策への期待感が株価上昇の原動力となってきた。しかし、「米議会の上院は与野党の勢力が伯仲しており、バイデン氏の掲げる政策がすんなり実現するとは考えにくい」(投資助言会社)といった指摘も聞かれる。昨年10〜12月期の決算発表本格化を前に「今あえて動く必要はないと考える投資家も少なくないだろう」(中堅証券)とされ、積極的に上値を追う動きは出にくかったようだ。
225先物3月きりも反発。米市場の地合いを引き継いで買い優勢で始まり、現物の取引開始直後に350円高まで上昇した。しかしその後、買いの勢いは続かず、もみ合いとなった。225オプション2月きりはプットが売られ、コールは上昇。
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- 2021.01.21 12:36
- 〔東京株式〕前場終値近辺で小動き=売り買い交錯(21日後場寄り付き)
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【第1部】日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに前場の終値近辺で小動き。新たな材料がない中で、利益確定売りと押し目買いが交錯し、株価指数の動きは鈍い。
ソフトバンクGが堅調で、ファーストリテはしっかり。エムスリー、リクルートHDが締まり、NTTは反発している。トヨタ、デンソーが小高く、日本電産、村田製、太陽誘電は値を上げている。半面、東エレク、アドバンテスが軟調で、ディスコ、レーザーテックは値を下げている。ファナックは小反落。任天堂は売られている。三菱UFJが小安く、東電力HDはさえず、レノバは大幅安。
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- 2021.01.21 11:41
- 〔東京株式〕堅調=米株高で心理上向く(21日前場)
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【第1部】日経平均株価は前日比204円22銭高の2万8727円48銭、東証株価指数(TOPIX)は10.23ポイント高の1859.81とともに堅調。前日の米国の主要株価指数がそろって最高値を更新したため投資家心理が上向き、東京市場は買いが優勢となった。
59%の銘柄が上昇、35%が下落。出来高は6億0522万株、売買代金は1兆2942億円。
業種別株価指数(33業種)は情報・通信業、サービス業、石油・石炭製品、精密機器などが上昇した。下落はその他製品、鉱業など。
個別ではソフトバンクGが値を上げ、ファーストリテはしっかり。エムスリーが買われ、中外薬、資生堂は反発した。ENEOSは続伸。トヨタ、キーエンス、ソニーが締まり、パナソニックは昨年来高値。オリンパスは大幅高。半面、東エレク、アドバンテスが軟調で、レーザーテックは続落。任天堂は売られた。国際帝石は小幅安。三菱UFJが甘く、東電力HDは反落した。
【第2部】しっかり。ツインバード、ファーマフーズが上伸し、東芝は堅調。半面、那須鉄が下落した。出来高1億2019万株。
▽買い一巡後、こう着状態に
バイデン米新大統領の就任式が、トランプ氏支持者の妨害などによる大きな混乱もなく無事終わったことで、東京市場にも買い安心感が広がった。ただ「昨年末からの上昇による過熱感が残っている」(大手証券)とされる中、日経平均は2万8800円台で頭打ちとなり、前場中盤以降はこう着状態になった。
東証1部の売買代金は最終的に2兆円台後半になりそうなペースで推移しており、海外機関投資家による買いが入ったことがうかがわれる。もっとも、売買代金上位で強さが目立ったのは「新型コロナウイルスのワクチン輸送・保管用保冷器を開発した」と伝わったパナソニックなど「個人投資家好みの材料株」(銀行系証券)。業種別株価指数でも上昇率が2%を超える業種はなく、「海外勢は、母国市場の好調を受けて日本株を広く薄く買ったという程度だろう」(同)という。
225先物3月きりは反発。米株高を受けて買い優勢で始まり、現物市場の取引開始直後に高値を付けたが、その後は利益確定売りなども出て伸び悩んでいる。225オプションの2月きりはプットが売られ、コールは値を上げている。コールの権利行使価格は2万9750円、3万円の商いが多めだ。
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- 2021.01.21 09:09
- 〔東京株式〕反発=米国株高を受け(21日前場寄り付き)
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【第1部】21日午前の東京株式市場は、前日の米国株の上昇を受けて買いが先行し、日経平均株価は前日比187円15銭高の2万8710円41銭と反発して始まった。
個別ではファーストリテ、太陽誘電、トヨタが高く、資生堂、安川電は堅調。半面、ファナック、東エレクが軟調。
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- 2021.01.21 06:55
- 〔米株式〕NYダウ、最高値更新=バイデン大統領就任を好感(20日)
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【ニューヨーク時事】20日のニューヨーク株式相場は、バイデン米大統領の就任を好感し、続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比257.86ドル高の3万1188.38ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は260.07ポイント高の1万3457.25で終わった。いずれも史上最高値を更新した。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比7935万株減の10億3995万株。
民主党のバイデン氏は20日、連邦議会議事堂前での就任式で宣誓し、米大統領に就任した。同日夕方段階で、一部で懸念された大きな混乱はみられない。バイデン氏は、1兆9000億ドル規模の大型経済対策やワクチン普及支援策などを打ち出しており、市場では、景気下支えや新型コロナウイルス対策進展への期待から、幅広い業種で買いが先行した。
大きく上昇したのがハイテク株だ。前日に米動画配信サービス大手ネットフリックスが、新型コロナ感染拡大による外出規制を背景に、昨年末時点の有料会員数が2億人を突破したと発表。同社株は16.85%の大幅高となった。
10〜12月期決算の発表を控えるIT関連企業にも好業績への期待が広がり、アップルは3.3%高、マイクロソフトが3.7%高、フェイスブックが2.4%高、ツイッターが3.6%高と軒並み買われた。
そのほか、経済対策の恩恵を受ける航空株が上昇。アメリカン航空グループは1.3%高、ユナイテッド航空が1.0%高、デルタ航空は3.3%高だった。フォード・モーターの8.4%高、ゼネラル・モーターズ(GM)の1.9%高も目立った。
トランプ氏は20日朝、ホワイトハウスを退去した。前日終値でみると、トランプ政権の4年間でダウ平均は57%上昇した。大型減税などで株価上昇を演出し、オバマ政権2期目の45%を上回ったが、同1期目の65%には及ばなかった。