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2024.09.07 05:52

〔米株式〕ダウ続落、410ドル安=米景気に警戒感(6日)

 【ニューヨーク時事】週末6日のニューヨーク株式相場は、米景気への警戒感から高リスクの株を手放す動きが広がり、続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比410.34ドル安の4万0345.41ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は436.83ポイント安の1万6690.83で引けた。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億0223万株増の9億3173万株。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事はこの日、今月に政策金利の引き下げを始めるだけでなく、それ以降も連続して利下げを行うことが適切との見方を示した。この発言を受け、市場では「利下げが進まなければ景気が悪化するかもしれない」(日系証券)との懸念が高まり、ハイテク株をはじめ幅広い銘柄が売られた。

 同日発表された8月の米雇用統計は、失業率が前月からやや改善。ただ、非農業部門の就業者数が市場予想を下回ったほか、過去の数値が下方修正され、まちまちな内容となった。発表直後に市場では今月FRBが実施する利下げ幅が0.50%になるとの観測が高まったが、徐々に0.25%の予想が強まった。

 ダウ平均では30銘柄中25銘柄が値下がりした。アマゾン・ドット・コムが3.7%安、アメリカン・エキスプレスが3.1%安、ボーイングが2.8%安、インテルが2.6%安。一方、トラベラーズが1.1%高、マクドナルドが0.5%高。

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