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2025.09.19 05:30

〔米株式〕ダウ最高値、124ドル高=米利下げ再開を好感(18日)

 【ニューヨーク時事】18日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ再開を好感した買いが先行し、続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比124.10ドル高の4万6142.42ドルと、史上最高値を更新して終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は209.40ポイント高の2万2470.73と、最高値を塗り替えて引けた。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億469万株減の11億8345万株。

 FRBは16、17両日に開いた金融政策会合で昨年12月以来、9カ月ぶりに政策金利の引き下げを決定。年内あと2回の会合で連続利下げに踏み切る見通しも示したことから、市場では景気浮揚につながるとの期待感が継続し、恩恵を受ける金融株などに買いが入った。

 米半導体大手エヌビディアは3.5%高と相場をけん引した。経営難の同業インテルへの出資決定が好感された。

 一方、この日朝方発表された米新規失業保険申請件数は13日までの1週間で前週比3万3000件減の23万1000件と、3週ぶりに改善した。利下げペースが想定よりも鈍るとの見方を背景に上昇した米長期金利が相場の重荷となり、ダウの上げ幅は次第に縮小した。

 ダウ構成銘柄は、ゴールドマン・サックスが1.3%高、アメリカン・エキスプレスが1.7%高、キャタピラーが3.6%高。ウォルト・ディズニーは1.1%安、ユナイテッドヘルス・グループは2.0%安、マクドナルドは1.3%安だった。

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