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2026.06.03 23:36

〔米株式〕ダウ反落、430ドル安=ナスダックも安い(3日午前)

 【ニューヨーク時事】3日午前のニューヨーク株式相場は、中東情勢が緊迫化する中、利食い売りに押され、反落している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前10時21分現在、前日終値比430.37ドル安の5万0877.42ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は101.02ポイント安の2万6992.88。

 米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が停滞する中、両国の散発的な攻撃の応酬が発生。クウェート政府は3日、同国の国際空港ターミナルなど民間施設がイランによるミサイル・無人機攻撃受け、1人が死亡したと発表した。早期の交渉合意への期待が後退し、米原油先物相場は1ドル=97ドル近辺に再び上昇。インフレ長期化への懸念が再燃したため、ダウ、ナスダックともに売り先行で始まった。

 ダウおよびナスダック指数と投資家が重視するS&P500種株価指数は前日、人工知能(AI)関連需要の期待を背景に終値ベースで過去最高値を更新。ダウは5連騰しており、利益確定の売りも出やすくなっている。

 この日発表された米経済指標は、おおむね堅調。原油高によるインフレ懸念が広がる中で、足元の雇用や景気の底堅さが示唆され、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内の利上げ警戒感につながり、相場の重しとなっているもよう。米民間雇用サービス会社ADPが朝方発表した5月の全米雇用報告では、非農業部門の民間就業者数は前月比12万2000人増と、市場予想(11万7000人増=ロイター通信調べ)を上回った。米サプライ管理協会(ISM)が発表した5月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)は54.5と、前月から0.9ポイント上昇。市場予想の53.8も上回った。

 個別銘柄では、IBMが6%超安、セールスフォース、エヌビディアがともに3%超下落し、ダウ平均の下げを先導。一方、ウォルマート、キャタピラーはいずれも2%超高と堅調で、下値を支えている。このほか、スイスの資金運用会社パートナーズ・グループ・ホールディングがプライベートエクイティ(PE)ファンドからの引き出し制限を受けたとの報を受け、資金運用会社の一角が下落。米投資会社ブラックストーン、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)は5%前後下落している。

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