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2026.07.14 23:32

〔米株式〕ダウ反発、124ドル高=ナスダックも高い(14日午前)

 【ニューヨーク時事】14日午前のニューヨーク株式相場は、中東情勢の先行き不安から続落して始まった後、朝方発表された米消費者物価上昇率が予想を下回ったことを受け、上伸に転じている。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前10時15分現在、前日終値比124.63ドル高の5万2623.27ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は77.75ポイント高の2万5950.93。

 米労働省が朝方発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.5%上昇と、伸びは前月(4.2%上昇)から大幅に鈍化。市場予想(3.8%上昇=ロイター通信調べ)も下回った。減速幅は2023年6月以来、3年ぶりの大きさ。指数の低下は、米イランによる停戦合意の覚書署名に伴う原油価格の低下が主因となった。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコアは2.6%上昇。前月、市場予想はいずれも2.9%の上昇だった。これを受けインフレ再燃への過度の警戒感が和らぎ、米長期金利が低下に転じたため、投資家心理が幾分改善。ダウは売り先行で始まったものの、プラス圏に切り返した。

 ただ、中東情勢の先行き不透明感が重しとなり、上値は限定的。石油輸送の要衝ホルムズ海峡の管理権を巡り、米国とイランの対立激化が懸念される中、足元の原油相場は上伸基調を維持しており、インフレ懸念がくすぶっている。トランプ米大統領は13日、SNSでイランに対する海上封鎖を再開すると表明。ホルムズ海峡を通過する貨物に対して安全確保の見返りに「20%の対価」を求める方針を示した。このほか、26年4〜6月期の米主要企業決算シーズンを迎え、各社の業績や見通しを見極めたいとの思惑も広がった。

 個別銘柄では、好決算を追い風にゴールドマン・サックスが6%高、JPモルガン・チェースが1.8%高となり、ダウ平均の上値を支えた。一方、IBMは低調な暫定業績見通しが嫌気され、24%急落している。

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